2022年1月14日(金)テアトル新宿ほか全国公開

POPRAN ポプラン

POPRAN ポプラン

ある朝、イチモツが家出した。6日以内に捕まえなければ元に戻らない──。

2022年1月14日(金)テアトル新宿ほか全国公開

監督 上田慎一郎「カメラを止めるな!」 × 主演 皆川暢二「メランコリック」 構想10年。異色すぎるエンターテインメント

皆川暢二 アベラヒデノブ 徳永えり しゅはまはるみ 井関友香 永井秀樹 竹井洋介 鍵和田花 朔太郎 西本健太朗 佐藤旭 清瀬やえこ 上田耀介 茨城ヲデル 藤野優光 高木龍之介 / 原日出子 渡辺裕之 監督・脚本・編集:上田慎一郎 音楽:鈴木伸宏 Lee Ayur 企画・制作:PANPOCOPINA 配給:エイベックス・ピクチャーズ Ⓒ映画「ポプラン」製作委員会

  • 『ポプラン』の映画作品情報|Filmarks

introduction

構想10年 上田慎一郎(「カメラを止めるな!」)監督脚本、最新作!

2018年に公開した『カメラを止めるな!』で興行収入31億円を叩き出し、映画業界に旋風を巻き起こした気鋭の才能・上田慎一郎監督が10年間温め続けた最新作『ポプラン』が、「映画をもっと自由に」をモットーとした“映画実験レーベル”Cinema Lab(シネマラボ)の中の一本として製作され遂に完成!待望の劇場公開となる。
本作は、上田監督が、カルト的な題材を普遍的なエンターテイメントに昇華させた異色作。「カメラを止めるな!」などで見せた陽気なドタバタコメディとは異なる、奇妙でシュールな世界観に包まれている。パニック映画であり、自分探しのロードムービーであり、人間ドラマでもある。一見キワモノにも思えそうな本作だが、予想を裏切る上質な映画となっている。これまでの上田監督作とも異なる、唯一無二の”まだどこにもないエンターテイメント”を体験せよ!

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story

東京の上空を高速で横切る黒い影。ワイドショーでは「東京上空に未確認生物?」との特集が放送されている――。
田上は漫画配信で成功を収めた経営者。ある朝、田上は仰天する。イチモツが失くなっていたのだ。田上は「ポプランの会」なる集会に行き着く。
そこではイチモツを失った人々が集い、取り戻すための説明を受けていた。
「時速200キロで飛びまわる」「6日以内に捕まえねば元に戻らない」「居場所は自分自身が知っている」。
田上は、疎遠だった友人や家族の元を訪ね始める。
家出したイチモツを探す旅が今はじまる――。

cast

  • 皆川暢二Minagawa Yoji

    1987年10月生まれ、神奈川県出身。
    大学時代に俳優を目指し、舞台を中心に活動後、突如カナダに1年滞在しながら、北米大陸の自転車横断に挑戦。帰国後、映画制作も試み、2018年に主演兼プロデューサーという形で制作した映画『メランコリック』が『第31回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門』で監督賞を受賞し、前年に『カメラを止めるな!』が観客賞を受賞して話題となった「ウディネファーイースト映画祭」では新人監督作品賞に選出される。主演映画は、『ポプラン』が2作目となる。

  • アベラヒデノブAbera Hidenobu

    1989年3月生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身。
    大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。2012年、卒業制作として製作した映画『死にたすぎるハダカ』が、同大学の学科賞を受賞。日本ポストプロダクション協会主催の「JPPA AWARDS2012」の学生部門の映像技術にて奨励賞を受賞。カナダ・モントリオールで開催のファンタジア国際映画祭に入賞する。
    同年、映像メディアに特化したディレクター集団「BABEL LABEL」に参加。監督として映像制作を続けるほか、カクタスに所属し、俳優・音楽活動など、ジャンルにこだわらず幅広く活動している。近年の主な出演映画には、『曇天に笑う』(2018)、『恋の墓』(2020)、『ヤクザと家族』(2021)などがある。

  • 徳永えりTokunaga Eri

    1988年5月生まれ、大阪府出身。
    第7回ピチモデルオーディション(2002年 - 後期)で準グランプリを獲得後、読者モデルとして活躍し、2004年にCX系ドラマ『放課後。』で女優デビュー。2006年には『放郷物語 THROES OUT MY HOMETOWN』で映画初出演にして、主演を果たした。2010年、映画『春との旅』で毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞と日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞。ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍している。近年の主な出演映画には『わたしは光をにぎっている』(2019)、『転がるビー玉』(2020)、『眉村ちあきのすべて』(2020)などがある。

  • 原 日出子Hara Hideko

    1959年11月生まれ、東京都出身。
    劇団四季の研究生として女優デビューし、1979年には『夕焼けのマイウェイ』で映画に初出演を果たす。1981年にNHKの連続テレビ小説『本日も晴天なり』の主演に抜擢され注目を集める。同年には歌手デビューも果たし、『約束』『青いラプソディー』などの曲を発表している。2019年には映画『鈴木家の嘘』で第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞。ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍している。近年の主な出演映画には『うちの執事が言うことには』(2019)、『生きちゃった』(2020)、『樹海村』(2021)などがある。

  • 渡辺裕之Watanabe Hiroyuki

    1955年12月生まれ、茨城県出身。
    1980年にコカ・コーラのテレビコマーシャルで芸能活動を開始し、2年後の大正製薬のCM「リポビタンD」で一躍幅広い人気を獲得する。1982年には、映画『オン・ザ・ロード』で初出演にして主演を務めた。以降、役者だけにとどまらずスポーツ系でも活躍している。近年の主な出演映画には『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(2020)、『ハチとパルマの物語』(2021)などがあり、2021年11月には織田信長役を務める映画『信虎』の公開が控えている。

cast

監督・脚本:上田慎一郎Ueda Shinichiro

1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体を結成。
『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』など10本以上を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得。
2018年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。
三人共同監督作の『イソップの思うツボ』が2019年8月に公開、そして劇場用長編第二弾となる『スペシャルアクターズ』が同年10月に公開。
2019年1月、映画の企画・制作を行う株式会社PANPOCOPINA(パンポコピーナ)を設立。
2020年5月、コロナ禍を受け、監督・スタッフ・キャストが対面せず“完全リモート”で制作する作品『カメラを止めるな!リモート大作戦!』をYouTubeにて無料公開。
2021年『100日間生きたワニ』『DIVOC-12』が劇場公開。

From Ueda Shinichiro

”家出したイチモツを捕まえろ”。アイディアを着想したのは約10年前。20代の頃でした。
しかし長い間、映画は動き出しませんでした。自分自身が「映画になる感触」を掴めずにいたからかもしれません。その間に何本もの映画を監督しました。成功も失敗もしました。結婚して子供も授かりました。自分を見失う時期もありました。今なら、あの話を映画に出来るかもしれない。そんな感触を掴み、映画は動き出しました。
ポップでクール。ベタでシュール。馬鹿で知的。下品で上品。エンタメでアート。様々な相反する要素が溶け合い、一つになった映画を目指しました。その挑戦が実っていればと願います。